
絶対に読むべきおすすめギャンブル小説ベスト3
ベン・メズリック著『ラス・ヴェガスをブッつぶせ!』
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メズリックはギャンブルをテーマした本をいくつか執筆していますが、本書は彼が世界の注目を集めた最初の本です。
メズリックは、マサチューセッツ工科大学(MIT)の学生でしたが、優秀な数学者や技術者が集まる小さなグループに招待され、教師の助けを借りながら、ブラックジャックのカードカウンティングのシステムを考案。学生たちはそのアイデアをラスベガスに持ち込んで、カジノシステムを打ち破り、その過程で何百万ドルもの大金を手に入れたという実話ストーリー。
メズリックは、ブラックジャックがどのようにプレイされているかだけでなく、カードカウンティングを支える数学や、なぜその方法が有効なのかを、内部の人間の一人として説明できるユニークな立場にいます。
『ラス・ヴェガスをブッつぶせ!』は、ギャンブルのシステムと算術に関する内容が魅力ですが、専門家でなくても理解しやすいように書かれています。
また、華やかなカジノ舞台裏へと読者を誘い込み、ギャンブルというライフスタイルが学生に与える現実的な影響について、良い面も悪い面も含めて描いています。
ボブ・ダンサー著『セックスと嘘とビデオポーカー』(本邦未訳)
ビデオポーカーの世界を舞台にしたフィクション。読者は汚れた、競争の激しいビデオポーカーの世界に足を踏み入れることになります。
ダンサーはビデオポーカーの謎に関するノンフィクション講義を執筆しており、彼の専門知識はこの物語にも反映されています。
本作では、クリスがベテランのギャンブラーであるアニーの気を引くためにビデオポーカーを学び、ギャンブルの世界に足を踏み入れたことで、彼が想像もしなかったような人々、場所、経験と遭遇することになるという設定。
この小説はとても好評を博したため、ダンサーはラスベガスを舞台にした続編を書くことに。ダンサーはラスベガスについても精通しており、カジノに関する彼の知識は、この物語の所々に多数取り入れられています。
スパイの冒険やファンタジー世界など、多くの人が体験することのないテーマに関する小説が多く出版されている中で、読者がそのような世界に自ら訪れて参加できるような本に出会えるのは最高ですよね!
ダンサーは想像力豊かな作家ではないかもしれませんが、ビデオポーカーとそれにまつわる人々や場所についての知識が描かれているので、彼の本を楽しく読むことができるでしょう!
ケヴィン・クック著『タイタニック・トンプソン』(本邦未訳)
タイタニック・トンプソンの伝記は、センチメンタルな傑作物語です。
主人公トンプソンは、アメリカのギャンブルの黄金時代に旅回りのハスラーとして働き、国中を移動しながら賭けを続けました。彼は、ビルの上にクルミを投げたり、ゴルフボールを500ヤード飛ばしたりするなどの、不可能に思えるバカげた勝負を思いつき、その勝負でお金を受け取り、秘密のトリックを明かしていく…というあらすじです。
トンプソンが、映画スターやプロスポーツ選手、あるいは悪名高い人などの有名人たちと出会っていく中で、読者はアメリカの賭け事やギャンブルの歴史を実感していくことでしょう。個人的な賭けから集団的な賭けへ、さらに現代のようなシステム化されたゲームへと発展していく様子を見ていくのはとても面白いですよ!
コロナ自粛期間に読みたい!海外ホラー小説5選
マーク・Z・ダニエレブスキー著『紙葉の家』(2000年)
「発見された文書」として提示されたユニークな著書。一部のページには、とても長い脚注が付けられています。
アッシュ・ツリー・レーン沿いの新しい家に引っ越してきた、とある家族に焦点を当てたストーリー。新しい家の中に入った家族は、家の内部が外見から測ったよりも広いことに気がつきます。
この手の物語によくあるように、若者たちは、ある怪物について話し始め、やがて家の奥からうなり声が聞こえてくるのでした…。
ロバート・マラスコ著『家』(1973年)
お金に困っているロルフ一家は、夏にクイーンズのアパートメントから逃れるために、ニューヨーク北部の別荘を借ります。隠れ家のような場所にあり、プールや専用ビーチもあります豪華な別荘。
がしかし、この一見のどかな別荘の賃貸契約書には、「所有者の老母の面倒を見てほしい」という奇妙な条件が書かれていました…。その結果、奇妙で悲惨な出来事が起こります。
この著作『家』は、1977年に出版されたスティーブン・キングの人気小説『シャイニング』の着想元になったと言われています。というのも、どちらの物語も「人格の急激な変化」を描いているからでしょう。
シャーリイ・ジャクスン著『丘の屋敷』(1959年)
Netflixドラマ『ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス』が気に入った方は、原作となった小説『丘の屋敷』をぜひ読んでみてください。この小説はドラマと全く異なります!
この短編小説は、史上最もすばらしいホラー小説のひとつとみなされており、また著者のジャクスンは幽霊物語の名手と呼ばれています。
物語の主人公は、超自然現象の存在を証明することを使命としているモンタギュー博士。博士は夏の間、丘の屋敷を借り、超常現象に遭遇したことのある人々を何人も招待します。なぜなら、この屋敷は多くの暴力的な殺害や自殺の現場となった場所で、悲しみに暮れる幽霊が出現するかもしれないからです…。
ダフニ・デュ・モーリエ著『レベッカ』(1938年)
物語の語り手である匿名の若い女性は、マキシム・ド・ウィンターという年配の裕福な男性と恋に落ち、イングランド南西部にある人里離れた彼の屋敷「マンダレイ」に移り住みます。
彼の前妻であるレベッカは、前の年に奇妙な事故で亡くなっており、この屋敷は彼女の思い出が詰まった神殿のような趣となっています。
以前からの使用人、とりわけレベッカの親友であったダンヴァース夫人は、夫との新しい生活を築こうとする若い花嫁をことごとく妨害。なんと悪意のある力がこの邸宅で働いているのでした…。
シャーロット・パーキンス・ギルマン著『黄色い壁紙』(1892年)
心身ともに抑圧されていく様子が一人称で綴られる悲痛な物語。
主人公の女性は、部屋に幽閉されていく中で、まるで壁が動いているかのように、さらには壁紙の裏で誰かが動いているように感じ始めます…。
ふたたび読書をするための5つのヒント
1.最初から読むのをやめる
まずは、「自分が気づかないうちにたくさんの本を読んでいること」を認識しましょう。たとえ1年以上、本を読んでいないとしても、私たちは「超文字社会」に生きており、日々の生活がすでに言葉で満たされているのです。この事実をどんどん利用していきましょう。
一日の中で、あなたは気づかないうちに、たくさん「読んでいる」はずです。この事実を認識することは、(お望みならば)他の文章を読みはじめたり、現在読んでいる文章(たとえ280文字以下であってもOK)にどのように触れているかを考えたりするための最初のステップとなります。
2.量よりも質にこだわる
読書する際には、ひとつひとつの言葉を丁寧に読みましょう。読書を成功させるには、言葉に注意を払い、批判的な目で観察することが重要です。「何を」読むかよりも、「どのように」読むかなのです。
「読書トラッカー」やどれくらいの量を読んだかなんて、気にしなくて構いません。今読んでいる書籍とだけ、ひたすら真剣に向き合いしましょう。
そうすれば、「十分な読書をしていない」という罪悪感も軽減されます。「十分な読書をしていない」という考えは、「十分な運動をしていない」と同じく、読書を義務として捉えてしまいかねないのです。
3.時間の経過を無視する
読んだ本の冊数ではなく、読書をするときの時間の感覚の違いを記録してみましょう。読書には時間が必要だと思い込んでいる人は多いですが、そもそも忙しい現代人のほとんどは時間がありません。読書のもう一つの、より微妙な時間的側面は、テキスト自体の認知体験と関連しています。
本の中では、何世紀もの時間が数秒で過ぎ去ったり、ある瞬間が何十年も続いたりすることがあります。ジア・トレンティーノ氏は、マーガレット・アトウッドの文章を読んだときの描写で、この事実を完璧に表現しています。「実際には何も起こっていないのに、まるで誰かに交通事故のビデオを一コマずつ見せられているかのように、夢中になって怖かった」と述べています。
4.チャンスを逃さない
わずか数分の読書も楽しいものですが、それと同じくらい、言葉やイメージ、アイデアに触れることで得られる没入感もまた、貴重な体験です。
読書は、環境や場所を選びませんので、空き時間を見つけて読書をしてみてはいかがでしょうか。
5.リソースを探り、自ら利用していく
何か知りたいことがある時、答えを提供してくれるサービスに頼るのではなく、自分で読むものを選び、自分で文章をチェックする方法を見つけましょう。サービス提供サイトは、広告や宣伝で誇張しているほど客観的なコンテンツはめったにありません。
たとえば、書籍販売大手のアマゾン社には、Goodreadsがあります。これは個人が読んだ本や読みたい本を記録したり、おすすめ本の提案をもらえたりできるソーシャルサイトです。
最後に一番大事なことですが、「本を購入すること」と「より多くの本を読むこと」はまったく違うので、決してお忘れなく。
声に出して読む「朗読」は魅惑的な行為になる!?
英文学のアビゲイル・ウィリアムズ教授によると、黙読がしだいに普及していったとはいえ、19世紀に入るまで、黙読は「共同体的」「社会的」な読書、つまり「朗読」と共存していたといいます。周りの大人たちの間で共有される「公共アクティビティ」としての読書は、ラジオやテレビなどを通して家庭の中でもマスメディアの音声を聴ける時代になって以降、衰退し始めました。
ところが、朗読は、単に楽しいだけのものではなく、個人と個人の関係およびコミュニティの関係の両方を形成する、という非常に面白い力を持っています。
『テヘランでロリータを読む』(2003年)は、イスラーム革命後のイランで女性として、そして文学教師としての人生を描いたアーザル・ナフィーシーの回想録です。本書には、似通った文学への情熱のせいで恋に落ちたマナとニマ、という教え子たちが登場します。
文学への情熱がこの二人を結びつけたのであれば、それは朗読という行為が二人の絆を深めたのだと言えるでしょう。二人が声に出して本を読む読書会は、恐怖の監視社会から逃れる安全な場となったのです。
ジェイン・オースティンによる『マンスフィールド・パーク』(1814年)では、ヒロインのファニー・プライスと、彼女が好意を寄せるヘンリー・クロフォードとの関係において、非常に感情的なターニングポイントとして「朗読」が取り上げられています。ファニーは、ヘンリーが集まった聴衆に向かって音読するのを、彼のスキルと思いやりのために、座って聞かざるを得ないのです。
また、ベルンハルト・シュリンクによる『朗読者』(1997年)では、語り手のマイケルと年上の恋人ハンナの関係の中心的要素として、朗読が登場します。この作品は2008年に、デビッド・クロス/レイフ・ファインズ、ケイト・ウィンスレット主演で『愛を読むひと』のタイトルで映画化されました。
ハンナは、マイケルを引き止めておくためなのか、それとも純粋な好奇心のためなのか、二人が愛し合う前にマイケルに読み聞かせを要求します。マイケルと読者がハンナの2つの秘密を知るのは、本書のずっと後の方になってからです。(※以下、ネタバレ注意)実は、ハンナは強制収容所の元看守であり、文盲だったのです。
この作品『朗読者』では、朗読は単なる前戯などではなく、「読書、シャワー、愛を交わすこと、隣り合わせに横たわることの(個人的な)日課」に欠かせない本質的な要素となっています。読書は、肉体的にも感情的にも異なるこの2人を結びつけるのです。ハンナが戦争犯罪で投獄されても、マイケルは遠くから彼女に本を読み続け、彼が録音した朗読テープを頼りに、ハンナはやがて自力で文字を読めるようになるのでした…。
専門家のメーガン・コックス・ガードンによると、「朗読」は比喩的にも実質的にも「私たち人間を互いに近づける驚くべき力を持っている」と述べています。
一人で本を読むのとは対照的に、朗読はシェアする経験なのです。カップルがベッドでそれぞれの本を読み、寝返りを打って電気を消すというありきたりなイメージを思い浮かばせますよね。
朗読には時間がかかりますが、それこそがコンセプトの一部です。ゆっくりとした速度での読書は、より楽しいものです。私たちの文化に普及しているオーディオブックとは対照的に、朗読は相互的かつ直感的で、それは大人も子供も同じように体現できるものです。
読み手は観察者でもあり、ジェスチャー、表情、声のトーンを変えながら、それぞれの刺激に反応します。聞く人もまた、しっかりと注意を払い、目の前あるいは横にいる読み手に釘付けになるのです。
「通俗心理学(ポピュラー心理学)」の登場
「通俗心理学」とは何か知っていますか?
心理学の考え方をわかりやすく伝える際によく用いられる言葉として、通俗心理学(英:popular psychology、別称:大衆向け心理学)というものがあります。これは決して学問を指しているのではなく、表現の一種です。
学術/専門的な心理学には、あらゆる分野と同様に、独自の用語や出版物があります。心理学を大衆化する目的は、よりアクセスしやすく、魅力的で使いやすい情報として世の中に届けることです。ここでは、心理学を大衆化する目的をもったジャンルを3つご紹介します。
第一に、科学的な心理学の最近の進歩について、一般の人々を啓蒙することを主眼とする書籍やメディアです。このような書籍やメディアは、学者や科学ジャーナリストによって書かれることがほとんどです。
これらの作品は、他のタイプの科学コミュニケーションと同様に、とりわけ心、脳、行動に焦点を当てています。ダニエル・カーネマンの『ファスト&スロー』(2011年)は、人間の認知の2つの基本モードについて、ジョセフ・ルドゥーの『The Emotional Brain』(1996年)は、感情の生理学について、ダン・アリエリーの『予想どおりに不合理―行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」』(2008年)は、選択バイアスについて書かれており、これらはすべて、同ジャンルの古典的著作とみなされています。
第二のジャンルは、より実践的なものです。このテーマに関心を持つ一般の人々に向けて技術的な問題を解説するのではなく、日常生活の中で実践的な助けを必要とする人々にアドバイスを提供します。
このタイプの作品は、学者ではなく心理学者が執筆することが多く、またこのテーマに関する研究とは別ものであることが多いです。
これは通俗心理学のサブジャンルとなっており、より良い指導者、恋人、配偶者、親になるための書籍が含まれます。こうした書籍は、より幸せに、より軽く、より健康に、より裕福に、より賢く、よりセクシーに、より生産的になりたいと願う人々にアピールします。
そして最後に、第三のジャンルは、精神的な問題に焦点を当てたものです。このジャンルは、第二のジャンルと同じく、実践的なアドバイスを提供しますが、通常の機能を強化するのではなく、不幸や機能不全を軽減することを目的としています。
第二のジャンルが生身のコーチなしでのカウンセリングであるのに対して、この第三のジャンルは自己管理型の治療を行うタイプです。このタイプの読者は、うつ病や不安症などの問題を克服したり、上手く付き合ったりしていくための手助けを求めています。
実際のところ、「心理学」と「自助」の境は曖昧です。
通俗心理学のすべてが自己啓発ではありませんし、すべての自己啓発書が心理学に基づいていたり、心理学者によって書かれていたりするわけではないのです。
『人を動かす』(1936年)の著者であるデール・カーネギー氏は、セールスマン、俳優、パブリックスピーキングの教師で、心理学の経歴とは無縁でした。
Chicken Soup for the Soul Company社は、専門家や知識人ではなく、一般の人々の感動的な物語を紹介しています(同社は現在、ペットフードも販売しています)。
心理学の代わりに、民間の知恵、信仰に基づく救済策、または12段階の概念を薦める自己啓発書もあります。キリスト教の聖職者(Norman Vincent Peale『The Power of Positive Thinking』1952年)、宗教教育者(スティーブン・コヴィー『『7つの習慣 成功には原則があった!』1989年)、精神科医(M.Scott Peck『The Road Less Travelled』1978年)たちは、最も影響力のある作家の一人となっています。
通俗心理学を嘲笑し、批判するのは簡単です。単純化されすぎた主張、複雑な問題に対する単純な答え、専門用語が散りばめられた主張、容赦のない実証主義など、特に自己啓発系の心理学を扱う著者は、しばしば読者を苛立たせます。
通俗心理学を否定するような説得力のある理由はいくつかあります。博士号を取得した専門家の著作物を装い、「科学」の魅力で読者を魅了しながらも、実際には、科学的根拠から大きく逸脱していることもあるのです。
「自費出版」こそがコロナ渦での打開策になる?!
今日、書籍業界では、出版社の大規模な買収により、将来的にコンテンツの多様性が失われることを懸念する声が多く聞かれます。ペンギン・ランダムハウス社は、今秋にサイモン&シュスター社を買収することを発表しました。
イギリスの競争市場当局(Competition and Markets Authority)は、この買収によって「イギリス内の商品またはサービスに関する市場の競争が大幅に減少する」かどうかについての調査を開始。カナダの独立系出版社も同様の評価を求めています。
一方、Coteau Books社は昨年の冬、破産を申請し、営業をやめることを発表しています。
新型コロナウイルスの感染拡大が始まる以前から、出版業界では「変化」が起きていました。少数のカルト的な作家が市場を独占しているため、新人作家が書籍を出版して生計を立てるのは不可能だと訴える作家もいました。BIPOCやLGBTの作家や、既成のジャンルの限界に挑戦する出版物は、従来の出版契約では過小評価されてきたのです。
大手の出版社に取り上げられる前に、ファン・フィクション(Fan Fication)として自費出版された『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』の驚異的な成功は、以前は多くの読者を得ることができないと考えられていたジャンルの作品に関する議論に火をつけた、という点でまさに画期的な出来事でした。それはまた、一般的な独立系出版のあり方についての議論も巻き起こしたのです。
出版市場の「変化」に直面して、一部の著者は、従来の出版社の力に縛られない創造的な書籍を作るなどの、読者に作品を届けるための新たな方法を試みるように迫られています。
昨今のパンデミックによる自粛期間のせいか、読書により多くの時間を費やしている人も多いです。BookNet Canadaは、748件のオンライン回答に基づいて、カナダの読者の58%が、パンデミック期間中、普段より多くの本を読んでいる、と主張していることを明らかにしました。
では、明らかな読書量の増加によって得をするのは、一体誰なのでしょうか?アマゾン社のCEOであるジェフ・ベゾスの純資産は、2020年には2000億ドル以上に増加しています。一方、カナダで最も有名な書店であるインディゴは、国内の20店舗を閉鎖すると6月に発表しました。
新型コロナの流行が始まった当初、カナダでの書籍の売り上げは20~40%減少していました。BookNetの調査チームは、国内の51社の出版社を調査したところ、小売店舗の突然の閉鎖により、2019年の販売データと比較して、2020年上半期の販売数が300万部減少したと報告。
大型店舗やインターネットショップ、海外の多国籍企業は、国内での才能ある作家を見逃しがちになるため、これは地元の市場にとっての懸念事項となっています。そんな中、小規模な出版社は、地元の作家を支援したり、執筆や読書のコミュニティを発展させたりしています。彼らの取り組みがなければ、無名の作家は世界的な競争の中から抜きん出ることができずに苦労することでしょう。
しかし、一部の地元の小さな書店は、地元で買い物をする顧客が着実に増えているという事実に、一筋の光を見出しています。パンデミックによる都市封鎖や図書館の開館制限があったため、地元の書店で本を探している読者も多いようです。とはいえ、このような地元企業のプロモーションの急増が続くかどうかはまだわからないですね。